日本の標準語は、東京都で使われる言葉を標準としているのを知っていましたか?
生まれも育ちも長野県の私は、長野県に方言があるとは知らずに育ち、大人になってしまいました^^;
長野県民として当たり前に話している言葉でしたが、長野県に方言はないと思い込んでいたんです。
今回はそんな”信州弁”ともいわれる長野県の方言とその意味に注目していきたいと思います!
知っている方も、知らない方も、ぜひお付き合いください!
この記事でわかること
長野県でよく使われている方言

意外と方言まみれな長野県・・・。
長野県の方言と聞いて、思い浮かぶのはどんな言葉でしょうか?
標準語と比べたら、わからない言葉だらけだったりするかもしれない。
長野県の方言とその意味
特に身の回りでよく使われている方言を、例文と合わせて紹介します!
「ほとばす」ってよく考えてみたら、当たり前に耳にして口にしていましたが、全然水の要素は思い浮かばない・・・。
そこで調べてみましたが、恐らく古くに水を含みふやけることを「ほとぶ(潤ぶ)」と言われていたのが由来かもしれないと分かりました。
そして、「~するしない」というのは、方言を知らないと「え?するの?しないの?どっち?」となりがち^^;
長野県方言の特徴は色んな地域から由来した?
長野県は「北信・東信・中信・南信」と4つの地域でわかれています。
市町村の数も多く、2024年の地点で77市町村。
方言自体も、複数の地域で共通しているものもあれば、他の地域では使われていない方言などもあります。
長野県の方言の特徴
東日本と特徴が似ていたり、西日本と特徴が似ていたりする
他の地域で使われている方言と同じ言い方だけど、意味が異なるなんてことも・・・!
日本のほぼ中心に位置する長野県。
長野県特有の方言はもちろん、複数県に囲まれている所なので、色々な地域から影響を受けて今の方言があるのかもしれません。
日常会話で使っている長野県の方言

方言は、日常生活の中で親や関わる人から言葉を学び吸収するというのが一番の影響。
その中でも、当たり前のように会話の中で「標準の言葉」だと思い使っていた方言もあります。
長野県って、方言だらけだったのね・・・そう気づいたのは子供が生まれてからでした^^;
知らずに使っていた実は方言だった言葉たち、そして私のおばあちゃんとの会話に出てくる方言もこのあと紹介します。
長野県の方言だとは思っていなかった…
夫も長野県民なわけですが、方言の使い方は私と異なります。
そんな夫にも「ん?」と言われたことのある方言を、あわせて紹介します。
実は方言だった・・・
- まえで → 前、前方
私の言っていた影響で、子供が「まえで」と言うようになった時、夫に指摘されました。
え?アナタハイワナイノ?? - とんでく → 走って行く
この言葉に次男が「飛べないよ」と真剣に答えてくれたことがありましたw - やだ → 嫌だ
- たたる → 建つ
- だいじょう → 大丈夫
- はならかす → 離す
- なから → 大体、おおよそ
進み具合をあらわす言葉で「なから終わった」「なからになった」などと使います。 - ~けん → ~から、~だから
- くれる → あげる
「水をくれる」→「水をあげる」 - えらい → すごい、大変
「えらいことだ」→「すごいことだ」「大変なことだ」
「今日はえらい混んでるわ」→「今日はすごい混んでる」
「まえで」とか、「やだ」とか、「だいじょう」って・・・言わないんですか?(汗)
方言だとは思うことなく、日本人が共通で使う言葉だと思ってましたよ・・・。
おばあちゃんと会話中に出てくる信州弁
私のばあちゃんは昭和初期の生まれです。
会話は方言だらけなので、時々雰囲気で解釈するようにしています。笑
おばあちゃんの方言
- わにる → 小さな子が人見知りする
- おら → 一人称、私など
「やだおらへえ」って言うのを度々聞くので、子供にどんな意味?と尋ねてみました。
「やだは嫌、おらは自分、へえは屁」との回答が(`;ω;´) - ~だらず → ~だろう
(~ずのように「行かず」などもよく聞きます) - おっしゃん → 和尚さん、おじさん
これはイントネーションの違いで、指す人がかわるようです!
「おっ↑しゃん↓」は和尚さん
「おっ↓しゃん↑」はおじさん。別人かいw - べちゃる → 捨てる
「それ捨ててよ」って時は「それべちゃれや」と言われます - もうらしい → かわいそう
…漏らすではないんですよね - ~ごわす → ございます
丁寧に挨拶するときなどに語尾につけてるのを耳にしますでごわす! - おごっつぉ → ごちそうさま、ご馳走のこと
ご馳走をいただいた時などに言う
今だからこそ、ばあちゃんの言う言葉は理解して聞いていますが、子供の頃の私はどう解釈していたんだろう?
と、過去の私に聞いてみたい。
長野県に方言なんてあったの!?長野県民がよく使う方言まとめ

何気なく使っている長野県の方言は、気づけば子供たちも吸収しています。
当ブログのタイトルにもあります通り、ずくなしの私。
子供は「ずく」とは言いませんが、なんとなく意味は分かっているようです。
どんな方言が引き継がれていくのかな?
急に「標準語勉強するわ!」とか言われる日がくるのか。楽しみです。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
