風邪との見分けがつきにくい百日咳。
子供が咳をしていたら軽い風邪かな?そう済ましてしまうこともあるかもしれません。
百日咳は、咳がひどくなる前から周りの人にうつしてしまう可能性があり、とても感染力があることで知られています。
今回の記事では、百日咳が流行しているときに罹患した子供の症状を合わせてお話していきます。
この記事でわかること
子供がかかった百日咳の症状

子供がいると予防接種を何度もするので、百日咳という言葉を聞いたことがありませんか。
しかし常に流行しているわけではないので、どんな症状なのかも知らずに過ごしているかもしれません。
風邪かと思ったら百日咳
実際に百日咳になった子供の様子から、経過をまとめていきますので気になる方は参考にしてみてください^^
- 風邪症状からはじまる
・軽い咳
・鼻の痒みやくしゃみ
・すする程度の鼻水 - 病院を受診
・喘息持ちのため吸入薬と風邪薬を処方される - 風邪症状がでてから5日くらい経過して咳がひどくなる
・吸入や風邪薬の効果がみられない
・就寝中も頻繁に咳をする
・えづくような咳 - 病院を再受診
・百日咳の検査
・抗生物質を処方される - 百日咳 陽性
・3~5日で検査結果判明
・出席停止手続き - 咳は次第に落ち着いていく
・抗生物質を飲み始めて5日くらい
・夜は比較的よく眠れるようになる
長男の通う学校では百日咳が流行っていましたが、それ以前に長女が風邪をひいていたので、はじめは判断がつきませんでした。
しかし軽い風邪症状からはじまったものの、次第に日中も就寝中も咳がひどくなっていく様子に違和感。
百日咳に効果のある薬を飲み始めて、効果が見えてきたときは安心しました。
百日咳の特徴や症状
「百日咳菌」という細菌が原因で発症し、激しい咳が続くのが特徴の感染症です。
百日咳の特徴とは?
・風邪と似た症状からはじまり、数日後から咳がひどくなる
・夜になると咳がひどくなる傾向がある
・咳をしたとき「ヒュー」という音を立てることがある
・発熱は少ない
・咳のあとに嘔吐を伴うことも
詳しい情報をご覧になりたい方はこちらへ→百日咳|厚生労働省
軽い咳をしている程度であれば、風邪という判断で終わってしまう場合もあるでしょう。
実際に長男も咳がだんだんひどくなっていったことで、再受診・検査という流れになりました。
特に周りで百日咳が流行っている場合は、受診して適切な薬を出してもらうことが早期回復にもつながりますよ。
実際に子供が感染してわかったこと
熱は一切上がることはなく、とにかく短い咳が連続してでるので苦しそうでした。
咳を繰り返したあと「オエッ」とえづいた咳でおさまることもしばしば・・・。
乾いた短い咳を連続して繰り返し、痰がでて咳がおさまる
よく聞く「ヒュー」という音がするというのは、はじめから最後まで感じませんでした。
2週間もするとだいぶ咳も落ち着いてきましたが、時々日中に咳をすることはあり、就寝中も1回は必ず咳き込むことが長く続きました。
百日咳に関する疑問

百日咳は0歳児から予防接種がスタートするので、詳細を目にしたことのある方もいるかもしれません。
免疫のあるうちは症状が重くなりにくいと言われていますが、ではどういった場合にかかりやすくなるのでしょうか。
潜伏期間や子供の予防接種間隔についても確認してみましょう。
潜伏期間や感染力
百日咳の感染経路は、飛沫感染と接触感染。
咳などに含まれる百日咳菌(細菌)によって感染します。
百日咳の潜伏期間は7日~10日
発症する前から感染力をもつのも特徴で、咳が出はじめた頃が一番うつりやすいのも感染が広まりやすい理由しれません。
学校保健安全法などでは「特有の咳が消失するまで」か「5日間の適正な抗生物質による治療が終了するまで」出席停止となります。
子供の予防接種スケジュール
生後2カ月からはじまる定期接種。
百日咳は感染力が強いので、0歳の頃から予防接種をするようになっていますね。
5種混合ワクチン(百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ)
・初回接種:生後2カ月~12カ月に20日以上の間隔で3回接種
・追加接種:初回接種終了から6カ月以上の間隔をおいて1回接種
2024年4月から5種混合ワクチンが用いられるようになりました。
生まれた時期や自治体によって異なりますが、我が家の子供たちは3人とも4種混合でした!
4種混合ワクチン(百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ)
・初回接種:生後2カ月~12カ月に20日以上の間隔で3回接種
・追加接種:初回接種終了から6カ月以上の間隔をおいて1回接種
百日咳ワクチンは5年ほどで減少してくると知りましたが、5回目接種というものは今のところありません。
小学校や中学校などで流行するのは、抗体が減少してくることも関係しているのですね。
大人がかかった場合の注意点
大人は百日咳にかかってもm症状が軽く済んでしまうことで判断がつかないこともあります。
病院から聞いたお話では、予防接種をきちんと追加まで受けていれば低学年頃までは免疫があるため感染しにい・特有の咳はでにくいということ。
小学校高学年~大人は免疫が低下しているので感染しやすい
軽い咳であれば受診せずに様子を見てしまいがちですが、子供との接触がある人は感染予防するようにしましょう。
乳児では重症化することがあり、呼吸困難や合併症など命の危険にも関わる
長男が百日咳になり、家庭内ではどうなることやら・・・でしたが。
私は終始マスクでうつらず乗り切りました
下の子たちは別の風邪と診断され、夫は風邪症状がでましたが検査結果は「陰性」。
ちょっと不思議ではありますが、とにかく何度も通院した期間でした・・・。
子供がかかった百日咳の症状まとめ
百日咳は風邪のような症状から始まるので判断がつきにくい場合もあるかもしれません。
子供の様子をみて、咳の様子に変化があれば再度受診するのが安心ですよ!
予防できるのが一番ですが、感染症は防ぎきれないということもありますね^^;
最後までご覧くださりありがとうございました。